クリーンなオフィスの空気は、

心地よいアウトプットにつながる。

家具やインテリア雑貨をはじめ、数々のデザインプロジェクトに広報として関わる石野田輝旭さん。オフィス空間の設計を中心に、ショップや住宅まで幅広い物件の設計を行う設計事務所「FLOOAT」の立ち上げメンバーとして同社に所属。社内の空間プロジェクトに関わりながら、社外のさまざまな広報案件にも携わり、空間やプロダクトの魅力を伝えている。これまでも10年近く、自宅で空気清浄機を使用してきたという石野田さん。新たにオフィスで使い始めたのがCOWAYの「AIRMEGA STORM mini」だ。

石野田さんは、創設メンバーのひとりとして「FLOOAT」の空間プロジェクトに関わりながら、他社から依頼される広報案件の発信も行っている。

「近頃は自宅と事務所、どちらでも作業をすることが増えました。自宅のマンションは気密性が高く、部屋の乾燥が気になることから加湿機能付きの空気清浄機を使い始めたんです。購入したのもずいぶん前ですから単純に比較はできませんが、新しい『AIRMEGA STORM mini』を使い始めてまず驚いたのは音の静かさです。空気の状態によってはかなりしっかりとファンが回っているのに、音がとても静かでまったく気になりません。ファンの回転音が気になる人も多いと思いますが、それに気がつかないくらいの静音性は魅力的です」

そんな話とともにコーヒーを淹れてくれる石野田さん。かつて同じオフィスで働いていたメンバーが寄り合って設立された「FLOOAT」はメンバー間の仲が良く、何気ない時間にふとしたおしゃべりを楽しむことも多いという。それでも忙しいときは、各々のデスクで弁当やテイクアウトした食事をとることに。「食事の時間もまちまちで、どうしても近くのスタッフの席まで食べ物の匂いがしてしまうのが気になっていました」という石野田さんは、カスタムフィルターに「ダブル脱臭フィルター」を選んだ。集中して作業する実務空間で使うことから、静かであることはもちろん、匂いの悩みも改善されてとてもうれしいと笑顔を見せる。

オフィスではノートPCのほか、大きなモニターを要する作業を行うことが多いそう。スタッフとの仲が良く、和気あいあいと過ごす時間も。

オフィスにはゆったりとしたキッチンがあり、時に人を招いて食事会も行う。

石野田さんが注目しているのは、「AIRMEGA STORM mini」のマルチサーキュレーション機能だ。前方に吹き出すジェット気流と上方向に吹き出すノーマル気流のふたつを部屋の状況に応じて切り替えることができる。ジェット気流は遠くの空気も短時間で浄化したり、エアコンの冷気などをすばやく循環したりしたいときに。いっぽうノーマル気流は空間全体の空気をまんべんなく浄化したいときに適している。

「僕らのオフィスが入居するのは築年数が古いビルの最上階です。そのためどうしても熱がこもりやすく、これまでも夏になるとエアコンが欠かせませんでした。どうしても熱効率が悪いので、サーキュレーターの購入を検討するなかで『AIRMEGA STORM mini』と出合ったんです。空気をきれいにするうえに、サーキュレーターとしての機能もしっかり果たし、室温を快適に保つのにすごく役立ってくれています」

軽くタッチして直感的に操作ができるところも魅力的だと石野田さん。

「気流の切り換えは筐体横のダイヤルで簡単にできるのがいい」といって、石野田さんはダイヤルに触れる。

「サーキュレーションの機能に微調整までは求めてはいなくて、これくらいシンプルに風向きを変えられる方がうれしい。僕個人もそうですし、チームのスタッフ全体があまり華美な装飾を好みません。機能美に特化したデザイン性の製品を選ぶことが多く、機能と外観が無駄なく綺麗に収まるものに魅力を感じます。それと通常のサーキュレーターは扇風機のような形状で、羽根の直径分だけ場所を取ってしまいます。『AIRMEGA STORM mini』はすっきりとした薄型で、センサーも感度よく反応してくれます」

ニュートラルな色づかい、デザインのため、どのような空間にも合わせやすい。

ニュアンスのある色づかいで美しく設計された「FLOOAT」の床は、モルタルを流し込んで磨き上げた仕上げになっている。テラゾと呼ばれる石の仕上げは美しいが、カーペットなどに比べて埃が舞いやすいとも石野田さんは言う。

「事務所内でスタッフが動くと『AIRMEGA STORM mini』のLEDリングの色が変わり、掃除をしていても空気が汚れていると実感することが多いですね。デザインはもちろんですが、色合いもニュートラルな魅力があるので、僕たちが設計を手がけるオフィス空間にも合いそうです。コロナ禍のいまなら人の出入りが多いエントランス、ミーティングルームなどに重宝がられそうですね。操作も直感的に行えるため、説明書を読み込まずに使えるのも魅力だと思います」

石野田さんが広報に関わるセレクトショップ「Nicetime Mountain Gallery」のオリジナルアイテム。こうした製品の開発にも関わっている。

いま石野田さんはアウトドアギアのセレクトショップ「Nicetime Mountain Gallery」の広報業務に関わっており、自身も週末になると山を楽しむ。山の空気に触れることで、気持ちがリフレッシュする。その経験から自然に触れる機会がすごく増えたと、彼は続ける。

「山へは必要なものだけを持っていくことで、少しの不自由を楽しむところがあります。その道具でなにができるか。その知恵を楽しめるのが魅力ですね。山はそれほど長い距離ではなく、10キロ弱ほどを歩くことが多いです。その道のりが日常をリフレッシュさせてくれるし、なにより空気が美味しい。オフィスでも本当は窓を開けて新鮮な空気を……と思いますが、僕たちのオフィスは車通りの多い山手通り沿いにあって窓を開けると音もうるさいし、風で資料が飛んでしまうことも。外からの空気がきれいではないですから、空気清浄機の存在はいまの時代性もあって、とても安心を与えてくれます」

写真・竹之内祐幸 文・山田泰巨

※AIRMEGA STORM mini20239月をもって販売終了しました。