安心感を与えてくれる存在が、心地良い。

子どものころからファッションに興味をもち、中学生にして将来はパタンナーになると決めていたと話す刺繍作家の小林モー子さん。現在は東京・西原に自身のアトリエと刺繍教室を併設する「メゾン・デ・ ペルル」を構える。教室に通う受講者数は幅広い年齢層からなる数百人を数え、東京近郊を中心に日本各地、さらには海外から、彼女に刺繍を学ぶために訪れる人が後を絶たない。小林さんや生徒さんが長い時間を過ごすこの空間に設置されているのが「AIRMEGA 250H」だ。

刺繍作家として活躍する一方、オートクチュール刺繍教室の開催でも人気を集める小林モー子さん。パリで刺繍を学び、2010年より日本で活動する。

文化服装学院でファッションを学んでいた彼女に「刺繍」という転機を与えたのは、モードの舞台裏をテーマにした展覧会であった。さまざまな職人の技術にフォーカスした展覧会で、小林さんはオートクチュール刺繍に心奪われる。その刺繍はどうやって生まれるのだろう……やがて彼女はパリに刺繍を学ぶ学校があることを知る。


「ただただ刺繍を学びたくなったんです。卒業間近だったこともあって、学校では長期的な視点から就職を薦められました。一度はパタンナーとして働き始めたのですが、刺繍への気持ちはまったく消えることがなくて。その思いが周囲にも伝わり、当時勤めていた会社の同僚にも後押しされながらパリに渡ることを決めました」


小林さんはパリの刺繍学校「エコール・ルサージュ」を経て、現地で刺繍を仕事にしながら作品を作り始める。「もともとは一年で戻るつもりだったのが、学んだだけでは身につかないと現地に残ったのです」。オートクチュールの本場であるパリにおいても、その世界は非常に限られたものだという実感もあった。刺繍を日常的に触れられるようなものにしたいと作り始めたのがブローチだ。もともとブローチに関心があったわけではなく、刺繍を施す対象として適した存在だと感じたのがきっかけだった。蝶や花といった刺繍における定番のモチーフに限らないブローチの創作を始める。


「当時は私自身も20代で、花のブローチが似合う年齢ではありませんでした。ではどんなブローチだったら私に似合うんだろう、ピンズはつけるけれどブローチはつけない男性が身につけたくなるブローチのモチーフはなんだろうとモチーフを探り始めました。ピアスやネックレスのように動きがあるものをと、たとえばフラミンゴの脚がぶらぶら揺れる様子、シャンパンをグラスに注いでいるところ、絵の具が出る姿、雲から稲妻が落ちる姿など、動きある瞬間を切り取るようなモチーフが生まれました。いかにも手作りという仕上げが好きではなく、裏の加工にもこだわりました。やがてブローチやピンズを組み合わせると、物語が始まるようなものに広がっていったんです」


動物モチーフのブローチ。ユーモラスでチャーミングな姿、立体的な表情など、刺繍ならではの魅力を追求する。

左/小林さんが作業していた吹き出し型ブローチ。これらを他と組み合わせて、物語性を生み出すことも。

右/立体的に縫われた刺繍。スパンコールの縫い込みなど、教室ではさまざまな技術を学ぶことができる。


小林さんがブログで発信する内容は日本から大きな反響を得た。やがて小林さんは日本に拠点を移し、刺繍アクセサリーの制作、オートクチュール刺繍教室を主とする「メゾン・デ・ ペルル」を立ち上げた。

刺繍教室のカリキュラムの参考例が教室の一角に展示されている。その幅広い技術力で豊かな表現を可能にする。

「フランスでは刺繍は伝統工芸であり、手芸の世界において難易度の高い職人技術です。かぎ針一つとっても何通りものテクニックがあり、表現や素材、技術も多岐にわたっているので、すべてのカリキュラムを終えるにはかなりの時間を要します。けれど手芸を含め、物作りを愛する人たちはけしていなくなりません」


だからこそ新型コロナウイルス感染症の流行以降、受講者が安心して通える教室のあり方には試行錯誤を重ねた。空気のあり方について強く意識するようになったと、小林さんはいう。一日の多くをアトリエで過ごす彼女自身は「実を言うと、あまり気にしないタイプ」と大らかに笑う。空気清浄機や空気清浄機能を持つエアコンの導入は、受講者に安心感をもってもらうことが大きな目的だった。今回アトリエに導入したのは、空気清浄と加湿というふたつの機能を衛生的に両立する加湿機能付き空気清浄機「AIRMEGA 250H」だ。


「私自身は加湿機能に魅力を感じました。年齢を重ねるとともに乾燥が気になることも増えてきて、これから冬を迎えるので乾燥対策に。空気清浄機と加湿器の2台となると場所も限られるので、一つになっているのがうれしいですね」


空気清浄機と加湿器を兼ね備える機器というと、衛生面に不安を抱く声も少なくない。しかし「AIRMEGA 250H」は、加湿部の菌の増殖を防ぐ独自の自動給水制御システム「Water-Lock」でその不安を解消している。電源を停止したり、運転中に加湿機能を停止したりするとトレーの給水口を直ちに遮断するシステムになっており、遮断後すぐに加湿フィルターに風を送りフィルターやトレーを乾燥させ、雑菌の繁殖を防ぐ。さらに、常に清潔な状態に保つ自動除菌機能「ジアフェクト」も備わっている。これは加湿機能使用中、90分ごとに給水トレーの水を電気分解して次亜塩素酸を生成させ、トレーのぬめりや雑菌、カビの発生を抑えるものだ。


「こうした機能は安心感に繋がります。アトリエでは作業に没頭しているため、こまめなメンテナンスに時間を割くことが難しいんです。つい水の補給を忘れてしまうので、給水タンクの水が少なくなったり、加湿機能を使わずに水が残っていたりすると教えてくれる機能や、簡単にメンテナンスができる構造がいいですね。何より、給水タンクや加湿フィルターの出し入れが上部に配置されているのが気に入っています。給水やお手入れをかがむことなく楽に行うことができるのは嬉しいです」


左/給水タンクが上部に設置されているため、給水タンクの出し入れも容易だ。前面のLEDは空気の状態や運転状況を4色の色と文字で知らせてくれる。

右/簡単にお手入れが可能な加湿フィルター。加湿中は、90分ごとに自動で生成される次亜塩素酸水が給水トレーと加湿フィルターを除菌する。


建物の2階にあるメゾン・デ・ベルルで「AIRMEGA 250H」が置かれるているのは、入り口から教室へアクセスするのに必ず通る階段脇。人の出入り時に、PM2.5への対応はもちろん、ウイルスより小さな0.01μmの超微細な粒子も99.999%除去する機能が清浄能力を発揮する。


「生徒さんが入ってきて『AIRMEGA 250H』の前を通ると、LEDリングが赤くなって、空気清浄機の風量が増します。そのたびにあらためて、人が動くとホコリが舞い、思っている以上に衣服には花粉やホコリが付着しているのだと感じます。私たちはいま新型コロナウイルスという目に見えない存在に生活を脅かされていますが、『AIRMEGA 250H』が反応する姿は頼もしく、安心感が得られます」


AIRMEGA 250Hには、購入時に装着されているMAX2 Greenフィルターのほかに、別売りで「黄砂」「新築」「ダブル脱臭」の3種類のカスタムフィルターが用意され、季節や使用環境に合わせてフィルターを自由に選択できる。小林さんが選んだのは「ダブル脱臭」。MAX2 Greenフィルターは1年ごと、カスタムフィルターと加湿フィルターは4カ月ごとの交換が推奨され、加湿フィルターの利用頻度が高くなる11~2月にかけては2カ月ごとの交換がおすすめだという。


シンプルでスリムなフォルムの「AIRMEGA 250H」は、置き場所を選ばない。時には窓辺に置いて。

「我が家は私よりも夫が空気を気にするタイプで、自宅ではすべての部屋に空気清浄機を置いています。いろいろなメーカーの空気清浄機を試しながら使っていて、自宅でも寝室ではCOWAYの製品を使っています。夫によれば他社に比べて音が静かなのだそうですが、私が重視するのはデザイン性。教室で使う『AIRMEGA 250H』は白くシンプルで、マットな質感がいいですね。メカっぽくないところが気に入っています」


小林さんの繊細で美しい作品にあふれた空間に、AIRMEGAがいつも美しい空気を運び込んでいる。


写真・竹之内祐幸 文・山田泰巨