デザインに関するQ&A:自慢したくなる空気清浄機

空気清浄機は、その歴史を紐解いてみても、いまいちぱっとしない代物です。見た目の冴えないその装置を部屋の隅へと追いやり、できるだけ人目につかないようにしようとする人が多くてもおかしくありません。しかし、サイドテーブルの背後や机の下に設置したところで、空気清浄機の機能は十分に発揮されるのでしょうか?

AIRMEGAは他の空気清浄機と何が違うのか?

たいていの空気清浄機は、電気製品あるいは医療用製品に見える佇まいをしています。そのため、空気清浄機は設置されるべき生活環境の調和を乱してしまうのです。だからコーウェイは、高性能で、なおかつ暮らしの中にも溶け込める製品づくりを心掛けています。私たちは、健康意識の高い人たちに部屋の中で自信を持って使っていただける空気清浄機をお届けしたいのです。

AIRMEGAのデザインに影響を与えたものは?

AIRMEGAは、環境と調和している建築から大きな影響を受けています。空気・光・人々を共存させ、同時にダイナミックな美的アイデアを表現し、その場所の魅力を高めることに成功している建物を観察しました。私たちは、周囲の環境と対立するのではなく、その場のすべてと調和し、ライフスタイルの一部として存在できる製品づくりを目指しています。

環境と調和するためには、コンパクトな空気清浄機であることも重要です。高性能なままで、AIRMEGAを小型化させる方法は?

最もコンパクトな空気清浄機(清浄能力が同レベルの他社製品との比較)を開発するために、本体の両サイドから空気を吸い込む「ダブルパワー構造」を採用しました。さまざまな比率の試作品をつくり、エンジニアと実験を重ねながら、最も効率的で快適な組み合わせを模索。また、本体の表面に開けられた孔のサイズとパターンを微調整し、吸気効率を上げるためのテストを繰り返しました。

本体の表面に開けられている孔が、上部に向かうほど小さくなっているのはなぜですか?

AIRMEGAのコンセプトのひとつは、本体を通気性の高い表面で覆うことでした。表面に施された小さな孔のパターンは、きれいになった空気の流れが吹出口から垂直に上昇して大気に溶け込む様子を伝えています。本体の両サイドから吸い込まれて浄化された空気が天面部分から排出される様子を、デザイン的に表現したかったのです。本体と脚部の間に空間を設けたのも、デザインに「軽さ」を与えるための試みであり、部屋の空気があらゆる方向からAIRMEGAに取り込まれる様子を視覚的に感じてもらうための工夫です。

これだけの性能とパワーを維持しながら、なぜAIRMEGAはこんなに静かなのですか?

空気清浄機の騒音は、主にファンと吹出口によって発生します。例えば、吹出口が小さければ、きれいになった空気が外部に排出される際に空気の流れによって騒音が発生します。もちろんファンの速度が速ければ、ファンそのものから大きな音がします。そのため、騒音を低減させる最良の方法は、大きな吹出口と低速運転のファンを組み合わせることだと言えます。しかしながら、そうすると今度は製品の性能が落ちてしまいます。AIRMEGAは、ふたつのファンを採用したデュアルファンシステムと通気性に優れた本体表面の孔開きデザインによって、より効率的かつ低速でファンを回転させ、空気清浄機から発生する騒音を低減させます。

天面に設置された吹出口が上を向いているのも、同様の理由ですか?

空気清浄機は、きれいになった空気を本体の正面、側面または天面から吹き出すタイプがあります。AIRMEGAは、部屋の空気をより効果的に循環させるために天面に吹出口を設置するシステムを採用しています。この方式で運転すると、浄化された空気が本体の上部から排出されると、まず天井に当たり、次に壁に沿って滑り落ち、再び空気清浄機に取り込まれる無限ループ状態の循環システムを構築できます。